2011年 03月 21日
かまどのつくりかた (まとめ)
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未曾有の災害が起きて、落ち着かない毎日が続きます。
建築を計画する者として、何ができるのか考えつつ、日々の仕事を進めています。
大震災の翌日もかまどレストラン現場に赴きましたが、集落の人が、「もしここに震災が来たら、集落のみんなで集まってこのかまどで炊き出しをするわな」と話をしてくれました。
薪で調理して、暖が取れるということは、災害時、電気やガスがストップした時に強い。阪神大震災の時も、炊き出しは瓦礫の木材を使っていた事を思い返しました。
今回の原発事故をきっかけに、ドイツでは7基の原発の停止をしました。
日本でも今後エネルギーの在り方を考え直すとすれば、グリーンエネルギー、そして自家(自前)エネルギーは重要になってくるでしょう。
私自身、建築を計画する身として空間としての美しさや快適さはもちろん、今後の都市や建築・住宅のエネルギーの在り方を考え実践していかなければいけません。
私は懐古主義者ではないのですが、この時勢にかまどをつくるということの重要さを感じ、新しい事とさえ思えたので、かまどの作り方を紹介します。
上塗りをしない荒壁仕上げでひとまず使える状態になるまで2日間。
3つ口釜で2日なので、1つ口だと、1日で作れます。
山土(粘土分の有る少し湿った状態の土、堀り立ての土の水分が目安)で土台をつくります。ここでは地面の湿気と縁を切る為にコンクリートブロックを敷いています。
型となるオイル缶やバケツを据えます。手前には、焚き口の穴となる木枠を据えています。
山土(粘土分の有る少し湿った状態の土)をかまどの形に叩き棒で成形、たたきながら積んでいきます。
ここでは長く使うため、釜を据えるところに補強の釜つばという金物を取り付けました。焚き口の型枠を取り外し、内部を成形します。
火入れをしている所。翌日には使えるのではないでしょうか。
荒壁のままでも使えます。市野々のかまどは見栄えと耐久性を上げる為、使いながら乾燥させて2度中塗りをします。
建築を計画する者として、何ができるのか考えつつ、日々の仕事を進めています。
大震災の翌日もかまどレストラン現場に赴きましたが、集落の人が、「もしここに震災が来たら、集落のみんなで集まってこのかまどで炊き出しをするわな」と話をしてくれました。
薪で調理して、暖が取れるということは、災害時、電気やガスがストップした時に強い。阪神大震災の時も、炊き出しは瓦礫の木材を使っていた事を思い返しました。
今回の原発事故をきっかけに、ドイツでは7基の原発の停止をしました。
日本でも今後エネルギーの在り方を考え直すとすれば、グリーンエネルギー、そして自家(自前)エネルギーは重要になってくるでしょう。
私自身、建築を計画する身として空間としての美しさや快適さはもちろん、今後の都市や建築・住宅のエネルギーの在り方を考え実践していかなければいけません。
私は懐古主義者ではないのですが、この時勢にかまどをつくるということの重要さを感じ、新しい事とさえ思えたので、かまどの作り方を紹介します。
上塗りをしない荒壁仕上げでひとまず使える状態になるまで2日間。
3つ口釜で2日なので、1つ口だと、1日で作れます。
山土(粘土分の有る少し湿った状態の土、堀り立ての土の水分が目安)で土台をつくります。ここでは地面の湿気と縁を切る為にコンクリートブロックを敷いています。
型となるオイル缶やバケツを据えます。手前には、焚き口の穴となる木枠を据えています。
山土(粘土分の有る少し湿った状態の土)をかまどの形に叩き棒で成形、たたきながら積んでいきます。
ここでは長く使うため、釜を据えるところに補強の釜つばという金物を取り付けました。焚き口の型枠を取り外し、内部を成形します。
火入れをしている所。翌日には使えるのではないでしょうか。
荒壁のままでも使えます。市野々のかまどは見栄えと耐久性を上げる為、使いながら乾燥させて2度中塗りをします。
by 9-n
| 2011-03-21 23:31
| かまどレストラン