2012年 09月 15日
ちびっこうべをとおして 苫編みについて想いを馳せる
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先日楽しかったちびっこうべの苫編み。
後日、百人一首の天智天皇の句
「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ」
の「苫」とはまさにこのことだったという事を知りました。
「かりほの庵」とは、仮の小屋。収穫の秋、苫が荒くなってしまったので小屋の中にいる農民の裾に露が落ちてぬれているさまを歌っているそうな。
この句から想像すると、一年毎に小屋の苫屋根を交換していた=苫の寿命は一年位、と想像しました。
一年前の稲藁で作った苫屋根が一年経って劣化して雨漏りしてきてしまった。
目の前に頭を垂れた稲穂が実った田んぼがある。
それを「かりほの庵」から眺める農民。
それは天智天皇が、農民の生活の苦しい様を描いているだけでなく、
その裏に「実りの秋なので採れた稲で新しい苫が編めるね。」という希望と、当時の食と住のサイクルが見えるのは苫編み体験後の私の解釈です。如何でしょう。
後日、百人一首の天智天皇の句
「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ」
の「苫」とはまさにこのことだったという事を知りました。
「かりほの庵」とは、仮の小屋。収穫の秋、苫が荒くなってしまったので小屋の中にいる農民の裾に露が落ちてぬれているさまを歌っているそうな。
この句から想像すると、一年毎に小屋の苫屋根を交換していた=苫の寿命は一年位、と想像しました。
一年前の稲藁で作った苫屋根が一年経って劣化して雨漏りしてきてしまった。
目の前に頭を垂れた稲穂が実った田んぼがある。
それを「かりほの庵」から眺める農民。
それは天智天皇が、農民の生活の苦しい様を描いているだけでなく、
その裏に「実りの秋なので採れた稲で新しい苫が編めるね。」という希望と、当時の食と住のサイクルが見えるのは苫編み体験後の私の解釈です。如何でしょう。
by 9-n
| 2012-09-15 22:08
| 住育